自分の価値とは

貴方は自分が好きでしょうか？嫌いでしょうか？

人それぞれここが好き、ここが嫌いとあるでしょう。

嫌いな自分にもがき苦しみ嫌悪する自分を嫌悪したり
好きな自分に喜び元気になったり前向きになったり
上記だけ見ているとまるで自分を好きになった方が幸せそうに見えますね。

では考えてみましょう
まず「言い方を変えてみる」という簡単な方式ですが

　　【嫌い】　　　　　　　　　【好き】
「思った事を言えない」⇔「空気を読んでいる優しさ」
「我侭」　　　　　　　⇔「自分の心に正直」
「感情の起伏が激しい」⇔「自分をごまかさない」
「マイペース」　　　　⇔「自分を乱さない」
「真面目」　　　　　　⇔「真剣に物事に取り組む」
「頑固」　　　　　　　⇔「自分の意思を変えない強さ」

など・・・ほかにも沢山ありますがどれも言い方を変えれば
好きなものが嫌いになり嫌いなものが好きになれます。
どちらが正解かなんて　分からないですよね？



さて次に考えてみましょう。
この「好き」と「嫌い」と言う感情、どうやって自分が判断しているのでしょうか？

たとえば 
我侭な自分が嫌いなのは誰かが我侭を嫌悪する人がいるからではないでしょうか？
反対に
真剣に物事に取り組むことが良いとされるのは誰かが褒めてくれるからではないでしょうか？

もし我侭な自分を褒めてくれたらもっと我侭になれるでしょう
もし真剣に物事に取り組むことを嫌悪されれば真剣に物事を取り組むことはなくなるでしょう。

そう、好き嫌いの感情は誰かの判断によって任せられるのです。
嫌われたくない　好きになって欲しい。
これは人が生きていく上で一番必要な感情。
生まれたばかりの赤ちゃんが真っ先に覚えることです。
人と人とが繋がらなくては生きていけないのです。
それゆえに好き嫌いの感情は誰かに委ねられてしまうのです。

では誰かに委ねずに自分の性格を判断してみたらどうでしょうか？
あるがままの自分しか　存在しないんですね。
最初から自分が自分の事を好きか嫌いかと聞かれたときその答えは無いのです。

他人の判断は必要です。
ですけど他人の判断は他人の判断なのです。

最終判断はあなた自身なのです。そしてそれを責めることは誰にも出来ないのです。
そしてもし本当に変えたいと思ったときは変えようと思わなくても変わります。
今生きている自分自身、これが貴方なのです。
 
 
 
では最後に考えてみましょう
だからといって自分勝手にしていいとは限りません。
誰かへの思いやりは決して忘れてはいけません。人に優しくする気持ちは忘れてはいけません。
されたら嫌なことはしない。これが鉄板です
さて、これを聞いてどう思うでしょうか？

これは私の意見です。私の価値観では決して許されないこと。
でもこれは総意ではなく【私の価値観】です。

人は誰しも価値観を持ち、自己肯定のために何かを肯定し何かを否定する。
そしてそれによって人の価値を付ける。
全てを受け入れることは無理でしょう。
それは自分の意思を全て無くした時にしか起きぬ現象です。
それはつまり生きる人形です。

そして「他人の価値観」は「その人だけの価値観」です。
共有する価値観も勿論あります。だからこそ友人や仲間が出来ます。
けれどそうなったとしても「その人たちだけの価値観」であり「全世界の人間の価値観」ではないんですね。
人によって変わるものであり上も下も良いも悪いもありません。

人を殺してはいけない　と言う価値観があったとしても自分達の物であり
人は殺すものだ　と言う価値観の人たちにとっては殺すことが正解です。
もちろん私は悲しいし嫌ですし拒否します。でもそれは私の価値観なのです。

では貴方の価値観はどこでしょう？
誰かに決められていないあなた自身の価値観はどこでしょう？
そしてそこで生まれる貴方の価値は何でしょう？

それは貴方自身しか見つけられないことです。
誰かに委ねられない、誰かに決定されない、貴方自身が貴方自身を探すのです。
そしてその価値はずっと手元に持っていたものです。
誰かと繋がっている、だけど誰かに縛られない貴方自身はいつも掴んでいるものです。

是非見つけてあげてくださいね。
少しでも自分自身を見つけてあげられるよう　応援しております。

今回は以上です。
最後まで御覧頂きありがとうございました。
 
 
 
 

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